銀職人のつぶやき

銀職人松浦仁史の 日々のコト、作品作りのコトをとりとめもなく綴ります。

2022年02月


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あいかわらず、
ワックスのリング製作を続けております。


 デザインの一番の肝ですし、
 頭の中のイメージを具体的に
 形にしていく作業です。


 ですから、
 
 息を止めて一点に集中して、
 丁寧に作業をしていきます。


 完成に近づき…、
 

 「 よ ー し !  出 来 た … ! 」
 
 と、思ったら、
 
 知らないうちに
 気づかないところが
 凹んでいます (泣) 。


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 凹んでいる部分があるでしょう…。
 
 ここは熱で溶けてしまったみたいです。

 心も凹んでしまいそうになるのですが、

 気を取り直して … 、

 完成だと思っていたリングの作業は、
 まだまだ続きました。


 
 リングは小さなものですが、
 全体に気を配りながら
 作業しなければなりませんね。




写真の石は『ルチルクオーツ』です。
(水晶の中に針状の結晶が入っているもの)
このリングは、25号くらいのサイズ予定です。


 今回は、
 サイズの大きなリング、
 ( 20号から28号まで )
 これらも各サイズを少量ですが
 製作しています。


 もちろん、
 私の作品の中では
 シンデレラサイズと言われる
 小さなサイズのものから
 スタンダードなサイズまで … 。


 今まで以上に
 サイズのバリエーション増やして
 リングを製作しています。






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 只今、作品をコツコツ作っています。



しばらくはリング製作のための
ワックス作業をしているのですが、
どういうわけか、
ときどき、"魔の作業ループ" に、
はまってしまうことがあります。


 例えば、
 左右対称のデザインの場合…、

 ちょっと左を直すとバランスが悪くなり、
 右を直すとさらにバランスを崩し、
 もう一度、元にもどす作業をして
 1からやり直してみたものの…、
 またバランスが取れず、
 さらに元にもどす作業…。

  『 … もう!何をやっとるん!…』

これが延々と繰り返されるのです。

もう完全に嫌になるし、放り出したくなります。

ブツブツと独り言を言ったり嘆いていると、
そんな時、nancyは実に冷ややかです。

「できるまでやるしかないじゃん!」と言います。

そう、確かにその通りなんですよね。

 どんなに苦労しても根気よく手を動かしていたら、
 なんとなく、形になっているのです。

だから、気持ちを入れ替えて繰り返しを続けます。

納得する形に落ち着くまで…。




  ちなみに、
  上の写真のワックスに入っている石は
『 ミルキー・アクアマリン 』です。

 色も質感も上品でとても綺麗な石です。
 キャッツアイも少し見えます。

 ただ、
 上の写真では判りにくいのですが、
 
 少し形がいびつなので、
 この石のためのデザインを
 考えなければなりません。
 
 …もう少し綺麗に写真を撮らないとダメですね…
 
 この石は量産されるリングには向かないのです。

 でも、だからこそ、
 この石は私の手に委ねられたのだと思っています。




私は石に合わせてデザインを決めます。
そして、出来上がった作品は、
この指輪にピッタリの雰囲気を持つ方の指に届きます。

… 今までに不思議に感じたこともあります。…


 石はいろんな偶然が重なって、
 私の手元にあるのですから、
 根気よく作品に仕上げなければならない…。
 そう思いながら製作を続けています。


そう…、

ときどき自分を見失いそうになることもありますが、

" 石 " を見ていると

" そこ " に、答えがあったりするのです。



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