銀職人のつぶやき

銀職人松浦仁史の 日々のコト、作品作りのコトをとりとめもなく綴ります。

2021年07月


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『アンダリュサイト』は、
スペインのアンダルシア州から
産出したことが名前の由来です。


 この石は硬度が、7-7.5 と高く
 身につける宝石として十分な硬度です。

 しかし、宝石品質の大きさの石は稀で、
 ジュエリーとして使われることは
 珍しいと思います。


『アンダリュサイト』の色は
淡い黄褐色から濃いボトルグリーン、
濃褐色と幅はありますが、
多いのは緑を帯びた赤褐色です。


"多色性" が強いのがこの石の特徴で、
石を回転してみると、黄色・緑・赤を示します。



  先にも述べたように
  ジュエリーとして使われることが珍しいため、
『アンダリュサイト』のことをよく知らず、
  このリングを作りました。


  私が、この石を選び、
  このリングを作ったのは、
  この石の持つ "多色性" に
  知らないうちに魅せられていたのだと
  今回、わかりました。



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   『 ハイドロ・グロッシュラー・ガーネット(写真)』




"グロッシュラー" の名前は
ブースベリー ( 西洋すぐり ) の植物の学名
"R・grossularia" に由来しています。



不透明な緑色の木の実のような色が特徴的な石です。
( 透明なものは、"ツァボライト" と呼ばれています )



  主産国の南アフリカのものは、
  色合い・色むらまで翡翠によく似ていることから、
『 トランスパール・ジェート 』
(アフリカ翡翠やトランスパール翡翠)
  と、呼ばれています。









   『ヘソナイト・ガーネット』



グロッシュラライトのブラウン・オレンジの変種です。
ギリシャ語で  "少ない" という言葉に由来して名付けられています。
 

 茶色がかかったオレンジや黄色の色から
 アフリカでは "シナモン・ストーン" と呼ばれています。


古代ギリシャでは、カメオや宝飾品として多用されていました。









以上で『ガーネット』を終わります。


長々と『ガーネット』について書いてみました。

お付き合いいただき、ありがとうございました。



  ただ、このように語ったり、
  作品製作で石を使っている私ですが、
  何も知らされず石を渡された時に、
  それがどんな石でどんな種類なのか、
  そして、どんなグレードなのか…、
  はっきりと答えることは出来ないでしょう…。

  
  それくらい、宝石の鑑定は難しく、
  様々な知識と学習と
  たくさんの基準となる宝石のサンプルを
  持っておくことが必要と言われています。
 

  
 このようにブログで書いているのは、

 私自身の勉強のためと、
 私の作品で使っている石に
 「少しでも興味を持ってもらいたい…。」
 と、思っているからです。



「宝石は、信頼できるところから手に入れる。」
 
   私は、それが大事なことだと考えています。



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  『 ロードライト・ガーネット(写真)』



1880年頃、アメリカとタンザニアで
ほぼ同時に発見され、
ギリシャ語でバラを意味する "ロード (Rhodo)"と
石を意味する "ライト (リトス=Litos)" に由来しています。


明るい紫がかった赤が美しい石で、
インクルージョン(内包物)はほとんどなく、
透き通った美しい石です。


『ガーネット』の中でも優等生。
  最も稀少で高価な石です。









   『スペサタイト・ガーネット』



"スペサタイト" はかつて産地だった
ドイツ、ババリア地方の
"スペッサルト (Spessart)" にちなんで命名されました。


色は深く鮮やかなオレンジがかった赤。
その中でも特に鮮やかなオレンジ色をした石は
"マンダリン・ガーネット"と呼ばれています。









         まだ、続きます。





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