IMG_2428



 前回のブログの続き…


次に、"刻印" を打つ為の作業をします。


 "刻印" は、最後の仕上げの作業として
 打つ人もいらっしゃいますが、
 私は "刻印" を打つのが下手なので、
 先のこの段階で打ちます。



IMG_2423


まずはリューターにセラミックポイントをセットします。
荒目のものから2段階くらいを順番に、
リングの内側をメインに磨いて整えていきます。


IMG_2424


 上の写真のリングはヤスリの痕が残っています。
 これを、セラミックポイントで磨いて…


IMG_2426


 こんな感じに、少し表面をなめらかにします。

 リングは小さいですが、
 表面は 凸 凹 していますので、
 仕上げまでは
 ただひたすら細かく磨いていくしかありません。

 しかし、ここでは、まだまだ軽い磨きです。


 リューターを使うと
 どうしても細かい削りカスや粉塵が出ます。

 そこで活躍するのが "集塵機" です。

 この "集塵機" も色々な種類があるのですが
 私はスペースや予算の関係上、
 小型の卓上のものを使っています。

 この機種はこのまま磨きに使っていると、
 後方の排出口からでる粉塵が混じった空気によって、
 机の上や棚か真っ黒になってしまうので、
 オリジナルのダストをつけて使っています。


IMG_2422


 格好悪いのですが、
 排出口からでる空気がまとまるので
 ずいぶん周りの汚れが防げます。



話は逸れましたが、
この時点で "刻印" を打ちます。

"刻印" を打つと、力が加わりますので、
どうしてもリングの円が歪んだり曲がったりします。
ですから打った後は、
芯金と木槌を使って円を整えます。


IMG_2429


ここまでが、"刻印" の作業です。



余談ですが、
この後の作業に入ると
横で仕事をしている nancy はうんざりするみたいです。

"ガリガリ、ゴリゴリ、トントン、カンカン …"
リューターの、"ギュィーン" という音。
そして、"集塵機" の、"ボー" っていう音。

作業をしている私は気になりませんが、
隣にいるとうるさいでしょうね。


… 本当に、申し訳ない気持ちになります。



 広島ブログ