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私は自宅のたった一台の机の
わずかなスペースで作品作りをしています。

ですから、
ワックスを削る作業と
金属を削ったり、バーナーを使う作業は
使う道具も作業内容も全く違うため、
なるべく同じ作業をまとめてやって、
それが終わったら机の上を片付けて
次の作業に使う道具を出して、違う作業をしています。

面倒なこともあるのですが、
それがあたかも儀式のようで、自分にあっています。
( 広いスペースがあれば問題ないことなのですが… )


さて、作品作りは
いつもの机、いつもの椅子に座って始めるのですが、
その場所に座ると目につくところに棚を作っています。

工具や石、素材などがすぐ取れるように置かれていますが、
そのスペースの一部に
作品作りには全く関係ない自分のお気に入りの品々を置いています。

そこに
最近新しい仲間が加わりました。
それが上の写真に写っている "水晶の塊" と "カスタムナイフ" です。


まずは "水晶の塊" ですが、
これは、” 革作家の coyote さん ”  からいただきました。
手渡された時、
その石は私の手の平にすっぽり収まり、
手に馴染むだけでなく、
お互いに引き合っているという感じでした。

ゴツゴツとしていますが、
動かすと様々な表情でキラキラ光り、
いくらながめていても飽きません。

そして、
次に美しいフォルムの "カスタムナイフ" ですが、
これは遊布戀さんのご主人さんからいただきました。

革製のケースに収められていましたが、
取り出してみると、
その磨き上げられたボディーとラインの美しさ、
それからズシッと感じる重量感と存在感、
まるで隙がないのです。
ピーンと張り詰めた緊張感が走ります。

刃物で有名な
岐阜県の関市のものということでしたが、
あまりの素晴らしさに驚いてしまいました。


 "水晶" は地球が生み出した自然の物。
 "カスタムナイフ" は熟練の職人の手から生み出された物。
誕生の過程も時間もまったく違う物ですが、
その内なるパワーと美しさに心を揺さぶられました。


私のことを考え理解してくださる人が、
身近で見ていてくれるということ…
それは、本当に嬉しく心から感謝しております。

ありがとうございました。

この気持ちを忘れないようにしていくつもりですし、
棚にある品々に刺激を受けながら、
これからも作品作りに励みたいと思います。












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