IMG_1459


私のジュエリー製作で
必ず後半にやることが『刻印』を打つことです。

 ”SILVER” と ”仁” …この二つを打ちます。

これはそれぞれのタガネを作品に当ててハンマーで打ち付けているのですが、
私はどちらかと言うと苦手です。

曲がる…歪む…文字の一部がかける…
…最悪なのは文字が二重、三重になって判読できなくなることです。
これが上手くいかないことで、
ほとんで出来上がりだった作品を
もう一度削ってやり直すことがあります。

さて、”SILVER” の刻印は素材の品質の証です。
100%銀と言うわけではありません。
銀だけでできた素材は少し柔らかく出来上がりの強度が弱いため、
銀を92.5%と他の金属を7.5%混ぜたものを製作には使います。
いわゆる「スターリングシルバー」とか「925」と言われています。
銀の中では強度も強くジュエリーに向いた素材です。
私は金属の配合まではできませんから、
石と同様に信頼できるお店から仕入れることにしています。

 ”仁” の文字は私だけの刻印で、私の作品の証です。
刻印のデザインは自分が考え、発注して作ってもらいました。
その時は、自分の名前から一文字とって何気なく作りましたが、
ブランド名やロゴマークを作り、もっとかっこいいものにすれば良かったな…
と、後悔したこともありました。
けれど "仁" には
「人と二とに従う」…「ふたつのものをひとつに視る」と言う意味があるそうで、
私はこれを「人と人とが支えあう、作品で人に喜びを与える」と、勝手に解釈して
 ”仁” の刻印を今では気に入っています。

そんなわけで刻印にはそんな理由と意味があります。
私の作品に入っている小さな刻印二つ…
どこにあるか探してみてください。

もしも綺麗に入っていなかったら、ゴメンなさいね。





 広島ブログ