銀職人のつぶやき

銀職人松浦仁史の 日々のコト、作品作りのコトをとりとめもなく綴ります。

2019年01月

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真珠の中でも通常の球形ではなく
変形珠で不定形のグループを『 バロック真珠 』と呼びます。

真珠は通常、アコヤ貝の中に丸い核を挿入し、
その核の周りに真珠層が巻いていき、綺麗な珠になるのですが、
何かのきっかけで、その核の周りにプランクトンや異物が付着し、
いびつな形で真珠層が形成されることがあります。
それがまさに『 バロック真珠 』なのです。

そのため、
この世に同じものがなく、
神秘的でもあるため、
現在とても注目されています。



私が作品で使用している真珠は
ほとんど、「アミ エ シン パール」(宇和島市)で仕入れたものです。
" 宇和島真珠 "は、とても美しく、私の創作意欲を掻き立ててくれます。



『 バロック真珠 』は、
ジュエリー素材としてのシルバーとも相性がよく、
カジュアルなファッションやスタイルにおいても
身につける人の個性を際立たせてくれます。

ですから、フォーマルなどの特別な時だけでなく、
日常生活で使えるデザインを …
男性も使えるデザインを …
そう思いながら作品を作っています。



最後になりますが、
真珠の手入れと保管方法です。

真珠は有機物なので、
熱や香水・化粧品などに含まれるアルコールや洗剤に弱く、
それらに触れると美しい輝きが損なわれてしまいます。

汗も酸性のため、真珠層を痛め、光沢を失わせてしまいますので、
使用後は必ず乾いた布などで綺麗に拭いて保管してください。

大事に使えば、いつも側で輝いてくれることでしょう。











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昨年末、東京の御徒町にある
彫金用具専門店「シーフォース」に行ってきました。
JR御徒町駅周辺は宝飾品の小売・卸売店が集中していて、
このようなお店もあるのです。

さて、何をやっていてもそうですが、
"道具"というものはとても大事ですし、必要です。


私も10年くらい前に
彫金教室の先生になりたいと考えた時期があって
もっと広い知識や技術を身につけようと頑張っていました。

そういった理由もあり、
"道具"に関心を持っていましたし、
結構、"道具"集めをしていたように思います。


しかし、色々考えて、
作家として作品を作ることに重点を置くようになり、
それから、"道具"は増えなくなっていきました。

それはなぜかと言うと、
自分が作品を作る時、
手にする"道具"はそれほど多くなく、
限られているからです。

これからのことは別として、
今は、使っている"道具"に満足しています。


そんな私ですが、
今回、"道具"というべきかどうか迷うのですが、
切実に必要だと思って購入したのが

上の写真の、" スタンドルーペ "です。

このところ、小さくて細かい部分が見えにくくなってきました。
老眼だと思って眼科を受診したんですが、
その時にお医者さんにすすめられたのが" ルーペ "でした。

 体の衰えというか、
 疲れやドライアイによる
 視力の低下だと先生には言われたので、
 今回の問題は、2000円程度で解決しそうです…。


私は、この新戦力の大活躍を期待しています。









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あけましておめでとうございます。
皆さまは、どのような年末年始を過ごされたのでしょうか?

私は、予定がぎっしりで、
休みだか何だかわからない、
普段よりもむしろ忙しい日々を過ごしておりました。

しかし、楽しいことが多く、
刺激をたくさんもらったので、
とても良い年末年始だったと言えます。

そんな楽しいことの1つが息子の帰省でした。
今回は一緒にいる時間も多くて、たくさんの話をしました。

社会人2年目の営業職として頑張っている息子。
苦労も多いとは思いますが、
生来の明るい性格のためか、
日常生活の話しが面白いのです。

その1つが " ヤバイ " と言う言葉の使い方。

もちろんかしこまった場では使わないと言っていましたが、
年上の人とのざっくばらんな会話の中、
受け答えに困った時は、
「それ、"ヤバイ" っすね。」と言っておけば、
なんとか会話がつながるのだそうです。

言葉の良し悪しは別として、
私のボキャブラリーにはない言葉なので、
そんな使い方もあるのだなと、妙に感心をしました。

… ちょっと親バカ話でした。


さて、話は変わって… 、

突然ですが、
2019年、私の抱負と言うか目標は、
「 とにかく彫金作品を作る !! 」です。
とにかく手を動かしてつくらなければ、
今の状況は、" マジでヤバイ!" です。 

この年末年始の出来事をエネルギーにして、
本気で頑張ります。







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