やっと完成したオーダーのネックレスを納品いたしました。
" シルバー925 "と" アンティークのホワイトハートのビーズ "で作った
かなり重厚感のあるネックレスです。
製作のポイントは、
直径 4〜5cm の大きさのトップの部分が
重くなりすぎないように
丁寧に微妙なバランスで削ってあるところです。
…厚いと製作は楽ですが、重くなる。…
…逆に薄いと、強度が無くなる。…
そして写真には写っていませんが、
裏側にあるモチーフを入れています。
雅楽に使用される「火焔太鼓」にも描かれている
『三つ巴』と『二つ巴』です。
『三』は奇数で" 陽 "を、
『二』は偶数で" 陰 "を表し、
" 陽 "と" 陰 "で" 太陽 "と" 月 "を象徴させ、
この一対で1つの世界を表現しました。
太鼓にヒントをもらった、自分らしいデザインです。
そしてアンティークビーズですが、
現代の工業製品とは違い、
もともと形や色が整っていません。
そのアンバランスなところやムラが魅力なのですが、
さらに今回は2種類の違うタイプのものをミックスさせることで、
ビーズの一粒一粒の形や色に、
より深い味わいを感じられます。
まさに美は乱調にありです。
そして、この赤いビーズは太陽の下で見ると、
さらに美しく輝いて見えます。
さて、この作品は
自分の世界観と柔軟な思考と心を
持ち合わせた方からオーダーいただきました。
私もその方の感性に響くような作品を…と
頑張って作りました。
オーダーをいただき、本当にありがとうございました。